クレド(Credo)とは?
クレド(Credo)とは「信条」を意味するラテン語を起源とする言葉で、昨今では、企業の経営理念などをまとめた、「クレドカード」を指す言葉として定着しています。
経営理念は、経営者の頭の中だけにあったり、社長室の額に飾ってあるだけでは、何の効果ももたらしません。クレドは経営理念を言語化したものカード化し、携帯できるので、メンバー全員が会社の経営理念を共有するのに、とても有効なツールとなります。
クレド経営とその効果
「クレド経営」とは、クレドを経営の中心に据える経営手法のことです。
人材育成、人材採用、人事評価、サービス向上、ブランディングなどに、クレドを多面的に活用して、長期に渡る優れた業績と、ステークホルダーの満足を目指します。
クレド経営で得られる効果
- 経営理念に基づいたブレない経営をすることができる
- クレドによる価値観教育で、自律した人材が育つ
- 経営者と同じように意思決定できる幹部社員が育成できる
- 権限委譲が進み、経営者が現場を離れても動く組織ができる
- ブランドイメージが向上し、他社との競争力がつく
- 自社の価値観に共感する、優れた人材が集まるようになる
- 共通の目的を持つことで、チームワークが良くなる
- 顧客志向の組織文化ができ、社風がよくなる
- 仕事の目的が明確になり、社員の働きがいが向上する
- 顧客、社員、取引先、地域社会など、利害関係者すべての満足が実現する
クレドがもたらす効果の実例
有効にクレドを経営に活かすことで、さまざまなプラス効果を得ることができます。
その効果の実例として、10年以上前からクレドを活用した経営を行う税理士法人の例をご紹介します。
この法人では、社員全員で作成した独自のクレドカードを全員が常に携帯しており、仕事観を共有するという取り組みを10年以上前から行なっています。この取り組みの結果、経営者から新入社員まで、クレドの価値観に基づいてすべての意思決定と行動が行われ、社員の成長および自律を促進することができています。その結果以下で紹介するような結果を出しています。
『働きがいのある会社ランキング』2014年度1位獲得
世界的調査機関であるGreat Place To Work(R)が毎年行う、「働きがいのある会社ランキング」に3年連続でランクイン。2014年度は従業員99人以下の部門にて1位を獲得しました。
会計事務所甲子園 日本一
全国の会計事務所が、自社の仕事への想いを熱くプレゼンする会計事務所甲子園。その全国大会にて、仕事への取り組む姿勢と情熱を熱くプレゼンし、見事会計事務所日本一の座に輝きました。
クレドを自社に導入するためには
日本クレド経営協会では、企業へのクレドの導入を支援するため「クレド導入実践塾」を開催しています。
「クレド導入実践塾」は協会が開発したオリジナルのカリキュラムに従って、オリジナルの「クレド」を完成させる講座です。